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生活水準が低下していく毎日
私が患っている病気は、「潰瘍性大腸炎」という難病の一つです。
娘が生後6ヵ月くらいの時に病気が発覚しました。

あまりにも重症だった私の大腸。
腸はパンパンに腫れ上がり、大腸内部は、潰瘍でボコボコ。
娘が一歳の誕生日を迎えた2日後、緊急入院となりました。
大量にステロイドを投与したことにより、二週間足らずで回復し退院したのですが、一昨年の冬インフルエンザに掛かったことが原因で再燃し、昨年一年間は様々な薬を試すも骨髄抑制が起きてしまったり、薬の効果を得られないものばかりで、大腸の炎症を抑えることが出来ないまま一年が過ぎていきました。
食べることが大好きな私ですが、この時ばかりは食べることが怖くなり職場では水分一切飲まない!
お昼ご飯も小さなおにぎり一つだけ。
そんな毎日。
食べたいのに食べれない、家族と同じものを食べれないって、こんなに辛いんだな…と思いました。
難病が教えてくれた食の大切さ
元々、私は食生活には気をつけている方ではありましたが、インフルエンザを発症してしまった年は、本業と教室業がとにかく忙しく睡眠時間が全然取れずにいました。
主人や娘にはちゃんとご飯を作っていましたが、私はというと教室業のレジュメ作成・試作・SNS投稿・キャンペーン準備等々、とにかくやらなければならないことが多過ぎて、食べることは後回しの生活。
健康でいる為には、まずは食事が大切!
次に睡眠と運動!
は自分自身が一番分かっているのに、自分のことは後回しで、とにかくガムシャラに頑張り続けました。
こんな生活を何ヶ月間も続けていたのだから、免疫力が低下するのは当たり前!
まさかのインフルエンザに掛かり、これまたまさかの一年間良くなったり悪くなったりを繰り返すなんて思いもしませんでした。笑
薬が体質的にダメな私は、もう治療法がほぼない状態。
つまり、大腸摘出という手段しかありません。主治医から言われた時は、泣きました。
「何で私がこんな難病になんてなるんだ」って。
でもクヨクヨしていったって始まらないと思った私は、同じ病気ではないのですが息子さんが難病を患っていて、息子さんの為に食べられるお料理やスイーツを作っている素敵な先生がFacebookで繋がっていることを思い出したんです!
もう先生のところしかない!と思い、神戸のお教室だし私の自宅がある横浜からは遠いけど、すぐ申し込みを決めました。
難病だからって諦めない
難病なので時間は掛かるかもしれませんが、身体の負担になりにくいお料理や腸内環境を整える食事を食べ続けることで、少しずつ体質改善は可能なのではないのかな!?と思っています。
万が一、大腸を摘出したとしても食事を気をつけていかなければならない生活は続きますし、治療法がないからこそ食生活を変えていくしかないと思うんです。
毎年毎年増え続けている潰瘍性大腸炎という免疫疾患の難病。
あまりにも患者数が多いので、いつか難病の項目から外されてしまうかもしれません。治療費だって、バカにならない金額なのにね。
私は30歳の時に発症しましたが、もっと若い世代の子が発症するケースもあります。再燃してしまっている時は、授業どころではないはずなので、辛いことも多いと思う。
欧米に患者数が多いことから、日本でこれだけ患者数が増えたのは「食事の欧米化」が原因ではないかとおっしゃる先生もいるので、やはり日本の食文化が大きく変わったのは大きいのではないのかな。

私は自分自身が難病を患っているので、
「私と同じ病気で苦しんでいる方の食の悩みを少しでも減らしてあげたい!」
「私と一緒に体質改善をして、病気に負けない身体作りをしてもらいたい!」
と思っています。
少しでも同じ病気で苦しむ方の、助けになればと思い本業の傍ら、小さな自宅で教室業をしています。