バターケーキの異なる製法
バターケーキの製法には”シュガーバッタ法”、“フラワーバッタ法”があり、主にシュガーバッタ法で作られることが多く、製菓学校の実習でも、このシュガーバッタ法の作り方を教わりました。
*シュガーバッタ法・・・バターに砂糖を加えて混ぜ空気をいっぱい取り込む製法
*フラワーバッタ法・・・バターに粉を混ぜ、卵に砂糖を混ぜて加える製法で失敗しにくい
シュガーバッタ法で作られた生地のキメは、大きな気泡が多く、きめが粗くなります。食感はもろくやわらかいのが特徴!
フラワーバッタ法はキメが細かく、膨らみも大きめで、食感はふんわりとソフトなのが特徴です!
作り方は、混ぜていくだけなのでとっても単純なのですが失敗も多いのがバターケーキなのではないかな!?と私は思っています。
製菓学校時代、パウンドケーキの実習でバターの中に砂糖を入れて混ぜた後、卵を入れ”乳化”をさせるのですが、この”乳化”が上手く出来ず失敗しているクラスメイトもちらほら・・・。お菓子作りは理論なので、基本的な理論を無視していては上手くお菓子作りは出来ないんですよね。
私は簡単に誰でも失敗なくお菓子作りを楽しんでもらいたいと思っているので、作業性や簡単を重視させ、自宅ではあまりバターを使用しなくなりました。
お菓子作り初心者さん!お子様でも失敗なく出来る方法
パウンドケーキを作る時、まず卵やバターは室温においておかないといけません。
今作りたい!!!と思った時に、すぐ作れず、バターと卵を混ぜた時の”乳化”の作業で分離してしまい失敗が多いのが難点。
その為、我が家ではバターではなく液体油脂であるココナッツオイルや太白胡麻油等を使用するようになりました。
液体油脂を使う利点として、このようなものがあります。
・バターのように事前に常温に戻しやわらかくしておく必要がない
・冷めた時にバターのものに比べ、やわらかい食感になる
・バターが溶けすぎて失敗させてしまうことがない etc
どんなにブキッチョさんでもお菓子作り初心者さんでも、ボウルの中に材料をどんどん入れていき混ぜるだけで出来てしまうので神経質にならなくても、美味しいパウンドケーキが作ることが可能です。
もしお菓子作りで失敗が多い方は是非、バターではなく液体油脂にしてみて下さいね!
ただ、バターと同じ量を入れてしまうと油っこくなってしまいますので、半分程度に抑えて下さいね!